CANADA GOOSE白化修理

本日はカナダグースダウンのクリーニングについてご紹介していきます。年々、カナダグースダウンのクリーニングのご依頼数が増えてきています。お店に届くダウンは一つ一つ状態も様々ですので、それぞれに合わせたメンテナンスが必要となってきます。検品やお見積りの中でダウンの状態を見極めながら作業を進めていきます。過去の事例なども元に、適切な方法を模索していきます。クリーニングのほか、カナダグースではおなじみの白化や、修理の経験も大変増えているため、技術的に難しいものでも可能な限り、技術を尽くして最高の品質でお返ししております。本日ご紹介いたしますこちらのカナダグースダウンは、状態としては2、3年ほど着ているとみられます。色あせや生地の状態、白化の進行度などでおおよその着用年数がわかります。劣化具合に応じて、ご提案させていただくメンテナンス内容も変わってきますので、検品の際には細かく丁寧に状態を確認していきます。カナダグースダウン1点1点状態が違う上に、ご依頼内容もすべて違ってきます。それらに合わせながら順番に1点ずつ行っていくため、1着にかかる時間は同じではありませんが、おおよそ作業完了まで1カ月ほどかかります。モデルによって、デザインなども大きく異なってきます。こちらのカナダグースダウンはフードにファーがついているタイプなので、ファーと本体を別々にクリーニングしていく必要があります。ファーは水に弱いため、ダウンと同じウェットクリーニングを採用することが出来ないのです。乾燥についてもダウン本体は乾燥機にかけることが出来ますが、ファーは高温にさらしてしまうと毛が傷むため、自然乾燥が必須です。このように素材によって乾燥方法も変わってきてしまいます。クリーニングは現状の変化を伴ってしまうことが多いため、そういった現状の風合いをいかに変化させないできれいにしていくかがとても大切です。カナダグースダウンはそういった風合いが変わりやすい高級ダウンのひとつなので、特にそういったことがないようにきれいに仕上げていくことが大切です。特にFIVESTAR HIRAISHIYAで採用しているウェットクリーニングは風合いの変化が起こりやすいので、それが起こらないように注意しながら作業にあたります。熟練のスタッフが技術と経験を駆使して、風合いを変化させずにカナダグースダウンのクリーニングにあたっています。

クリーニング事例概要

STEP1

こちらはクリーニング前のカナダグースダウンです。到着したダウンの状態を細かく検品していきます。具体的な内容としては状態の撮影とカルテの作成を行っています。こちらの作業はスタッフが1着ずつ手作業でおこないます。これはクリーニング作業前後の状態を明確に把握するためです。一度クリーニングしてしまうと、クリーニング前の状態がわからなくなってしまうため、クリーニング前の状態を念入りに記録に残しておきます。クリーニング作業中にトラブルがあったり、お客様から状態についてご相談があったりした場合にこちらの写真をもとに対応を行います。検品作業は、お客様のご注文内容と照らし合わせながらおこないます。しかし、この時点でお客様のご依頼内容が明確でない場合もあります。その際は検品時の写真を用いながら、メール又はお電話にてお客様に直にご要望や内容をお伺いすることもあります。写真の撮影はダウンの正面や背面だけではなく、ご依頼場所や破れ、ほつれのほか、シミ等も記録に残しておきます。1着あたりおおよそ20~30枚ほどの写真を撮影します。デザインが複雑であったり劣化損傷が激しいものはもう少し細かく撮影をおこなっています。

STEP2

こちらは背中からみたカナダグースダウンです。一見、目立つ汚れは無くきれいなダウンに見えますね。しかし、外見は汚れていなくても中身は汗や皮脂、外気の汚れなどが蓄積している状態です。カナダグースの特性として保温性の高さがあります。中の通気性があまりないため、人間の体内から出る熱がダウンの中にとどまってしまうため汗をかきやすくなります。その汗が徐々にダウンに浸透していくことによって、匂いやカビ、菌が発生する原因となってしまうのです。そうならないために、定期的に汗や汚れを取り除く必要があります。それができるのがFIVESTAR HIRAISHIYAのウェットクリーニングです。カナダグースのメーカー指定の洗い方はほぼドライクリーニングとなっております。しかし、この方法では汗はほとんど除去できません。一般的なクリーニング店は基本的にドライクリーニングを採用しているところがほとんどです。FIVESTAR HIRAISHIYAでは汗汚れにもしっかりアプローチするため、特殊なウェットクリーニング方法でカナダグースダウンのクリーニングをおこなっています。これによってにおいや汚れを徹底的に落としていきます。

STEP3

こちらはカナダグースダウンで非常に多くご相談いただく白化という現象です。着用している間に生じる摩擦によって生地が擦れ、徐々に色が落ちていってしまうというもので、いわゆる経年劣化によって生じる現象です。こちらも当然、検品時にカルテへの記録や写真撮影を行っています。白化の範囲に合わせて染色方法やお見積りをご提案します。FIVESTAR HIRAISHIYAで行っている染色方法の一つとして、「部分染め」というものがあります。この染色方法は、白化が進んだ部分に対し、ピンポイントで染色を行っていくものになります。染色作業は、色が薄くなった箇所と同じ色を作る(調色する)ところから作業は始まります。少しでも色味がずれてしまうと、周りの色と差が出て違和感が生じてしまいます。黒や青など元となる色味はありますが、ダウン本体と見比べてみると色味がそれぞれ若干違うため、実際の色味を見ながら調整しています。染める箇所は表面の生地から裏面まで様々あるので、見落としがないように隅から隅まで手作業と目視で染めていきます。摩擦の生じやすいポケットやボタンの周りなどの細部も、丁寧に生地に馴染ませながら染色を行っています。

STEP4

この部分は特にシワができやすい部分になります。カナダグースダウンのこちらの生地は綿とポリエステルの混合繊維でできており、素材の特性上こういったシワができやすくなっています。できる限り元の形に近づけるようにFIVESTAR HIRAISHIYAでは、できるだけ伸ばしてアイロンがけを行い、シワにならないように仕上げています。カナダグースダウンに使用されているような混紡繊維は様々な特性があるため、実際に経験が無かったり、浅かったりするとどうしてもカナダグースクリーニングがうまくいかなかったりします。そのため、カナダグースクリーニングはできるだけカナダグースクリーニングの経験が豊富なところに依頼するのが間違いないかと思います。また、前述した通り、カナダグースダウンの特徴でもある白化の発生については染色での対応が必須となります。カナダグースダウンクリーニングについては染色作業も受け付けているお店に依頼することでまとめてのメンテナンスが可能なため非常におすすめです。もちろん弊社でも承っておりますので、大切なカナダグースクリーニングはぜひともFIVESTAR HIRAISHIYAにおまかせください。