CANADA GOOSEクリーニング

本日はカナダグースのJasper Parka(ジャスパーパーカ)のダウンクリーニングについてご紹介していきます。ジャスパーパーカは、カナダグースの人気モデルである<シャトー パーカ>の日本規格モデルとなっています。海外の方と比べて体型が細身、小柄な日本人に合わせたモデルで、着こなしやすさから非常に人気を集めています。ジャスパーパーカは、カナダグースダウンクリーニングを専門とするFIVESTAR HIRAISHIYAでも非常に多くご依頼いただくモデルの一つで、カナダグースの定番カラーでもあるブラックやネイビーの他、今回のような明るいベージュのダウンもたびたびとどきます。カナダグースのダウンはシンプルかつスタイリッシュなデザインで、年齢や性別を問わず多くの人々から人気を集めています。ダウンと聞くと、ふっくらボリュームのあるシルエットをイメージしますが、こちらのカナダグースのダウンはクラシックなダウンパーカです。ストンとまっすぐ落ちる、スリムなシルエットに大きめのフロントボタンのディテールが洗練された印象を与えてくれます。カナダグースのダウンは、全体的にシルエットが膨らんでしまいがちな冬のコーディネートも、スマートに見せてくれますね。特にこちらのジャスパーは表面にステッチ(縫い目)が見えないデザインになっているため、ダウン特有の丸みが主張されにくいです。カナダグースのダウンはボリューミーなファーがとても印象的ではありますが、こちらのモデルはファーは付属していないデザインとなっております。別モデルのジャスパー パーカ ヘリテージですと、ファー付きの仕様となっているようです。今回お預かりしているジャスパーパーカは、カナダグースのロゴワッペンが通常の赤色のものとなっておりますが、現在カナダグースの公式オンラインショップを見てみると、同様のベージュのダウンは販売されておりませんでした。しかし、ブラックレーベルでは今回のダウンと同じお色味のダウンが展開されているようでした。ロングランモデルでも、仕様の変更やカラーの変更があるようですね。愛用している1点を長く使い続けていくため、こまめなメンテナンスできれいな状態を維持し続けていきたいですね。さて、本日はダウンクリーニングと、オプション「特殊2Wクリーニング」加工をおこなった際のダウンを公開していきます。ぜひ最後までご覧くださいませ。

クリーニング事例概要

STEP1

今回お預かりしたカナダグースダウンのご依頼内容は、クリーニングと特殊2Wクリーニング(有料オプション)となっております。FIVESTAR HIRAISHIYAのダウンクリーニングは基本的にウェットクリーニングを採用しています。これは一般的にクリーニング店で行っているドライクリーニングよりもよごれ落ちが良いためです。石油系の溶剤を使用して洗うドライクリーニングに対して、水と溶剤で洗うウェットクリーニングの方がかかる力が強いのです。併せてご依頼いただきました「特殊2Wクリーニング」は、油溶性と水溶性の2つの汚れに効果を発揮するクリーニング方法で、ドライクリーニング・ウェットクリーニング両方をおこないます。ダウンについている汚れは「油溶性のよごれだけ」「水溶性のよごれだけ」ということはありません。様々なよごれがいろんな部分に蓄積しています。特にダウンは襟周りや手首など素肌に直接触れる部分も多く、汗や皮脂が付着しやすいです。2つの方法でクリーニングをおこなうことで特徴の異なる汚れにしっかり対応することが出来るので、シーズン後のダウンのトータルメンテナンスにおすすめです。ぜひご利用くださいませ。

STEP2

こちらはクリーニング前の袖口の様子になります。ダウンの様々なパーツの中でも特に汚れやすい部分である袖口は、お写真を見てもわかる通り汚れや黒ずみが目立ちます。これは、ご依頼いただいたダウンのお色味も大きく影響しているかと思いますが、袖口のキワの部分や縫い目の周辺は特に汚れが濃く見えます。袖口は内側やリブにも汚れが蓄積しています。直接手首や指先が触れる機会が非常に多いため、汗や皮脂などによってよごれていくのです。表面のよごれと比べてなかなか意識し難い部分ですね。FIVESTAR HIRAISHIYAではこういったよごれが目立つ部分は重点的に前処理をおこない、汚れを落としていきます。皮脂などの油汚れに適切な溶剤と汗などの水溶性のよごれに適切な溶剤を使います。柔らかいブラシで袖口をこすりながら洗っていきます。ダウンの内側やリブは黒色のため一見汚れていないようにも見えますが油断は禁物。洗い終わって流れてきた洗剤や水を確認してみると黒く濁っていることがほとんどです。今回のダウンでは確認できませんでしたが、ブラックなどの濃い色のダウンの場合、汚れが落ちたことで袖口の白化が表面化することもございます。

STEP3

こちらはクリーニング前のダウンの内側の様子です。ダウン下部の方になりますが、白っぽい線上のよごれがあちこちについていますね。その他、ポケット部分の黒ずんでしまっているのがわかります。ブラックやベージュなどのお色味はそれぞれの反対に近い色程どうしても目立ってしまいますね。カナダグースはブラックやネイビーの他、今回のような淡い色の人気も高いですが、黒ずみなどに悩まれる方も多くいらっしゃいます。裾周辺はどうしても視界に入るタイミングが少ないため、汚れに気づくのが遅くなってしまい、黒ずみやしみが悪化しやすくなります。こういったよごれも早めに対処しないと徐々に繊維によごれが浸透してしまいます。また、汚れの種類も様々ですので落とすのが難しくなっていってしまいます。こういった裾のよごれは食べこぼしなどより、砂埃や雨が原因であることが多いです。外出先でしゃがんだり、雨雪の中を歩いたりすることで裾がよごれてしまうのです。砂や土などのよごれは繊維の中からきちんと掻き出してあげる必要があります。目立つ汚れについては、前処理の段階で専用のブラシを使って擦る方向をこまめに変えながら汚れを取り除いていきます。

STEP4

こちらがクリーニング後のカナダグースダウンになります。お写真は上から光が当たっている状態ですが、先ほどお見せした内側の白っぽい汚れも綺麗に落ちているのがお分かりただけるでしょうか?カナダグースダウンのほとんどが裏地にブラックのナイロン生地が使用されています。ナイロンなどの化学繊維は動物繊維と比べて丈夫なため、ある程度力を加えながら洗っていくことが出来ます。動物繊維(羊毛など)の場合は、力を加えたり擦ったりしてしまうとその部分を中心に毛羽立ってしまったり繊維が絡まってしまうことがあるため、同様の洗い方は難しいです。ダウンのよごれは表面ばかり目が行ってしまいがちですが、実は意外と内側もよごれてしまっています。特にダウンコートの場合は正面のファスナーを開いて着用していると裾が大きく広がるため汚れやすくなるため注意が必要です。今回ご依頼ただいたお客様のように2W(ダブルウォッシュ)加工をお付けいただくことで、汗などの水溶性のよごれの他、皮脂などの油溶性のよごれも徹底的に落とすことが出来ます。シーズン後のトータルメンテナンスに非常におすすめしたい内容となっておりますので、ぜひご利用くださいませ。