こちらが今回FIVESTAR HIRAISHIYAでお預かりしたカナダグースのダウンコートです。カナダグースは落ち着いた色味のカラー展開が豊富で、その中でもブラックのカナダグースが定番で愛用者も多い印象です。しかし最近は、ファッションのトレンドの変化から、ホワイトのカナダグースも増えてきているように感じます。白のダウンは汚れが目立ちやすいのでこまめなダウンクリーニングをおすすめしています。衣類の繊維と汚れ付着物が結合していない状態を「汚れ」と呼びます。生地表面に付着しているため、この状態であれば比較的簡単にウェットクリーニングで落とすことが可能です。一方で「シミ」は汚れが繊維の奥に入り込んで結合した状態で、時間が経つほど空気中の酸素と化合して酸化が進んでしまうためクリーニングでの対応が難しくなってしまいます。白いダウンで特に相談の多い「黄ばみ」は、繊維に残っていた汚れが酸化した結果です。こういった汚れやシミがある状態は生地に大きな負担がかかっています。まずは黄ばみを作らないようにこまめにダウンクリーニングをすることが肝となってきます。こまめなメンテナンスで長期的な着用が可能となります。
CANADA GOOSEクリーニング
今回ダウンクリーニングのご依頼を頂いたのはホワイトのカナダグースのダウンコートでございます。真っ白のダウンに真っ赤なブランドロゴワッペンがよく映えますね。ロゴマークの中心には北極点が描かれており、その 周りにはブランド名と北極での活動を意味する「ARCTIC PROGRAM」の文字と楓の葉があしらわれています。ぱっと目を引く赤と白のデザインは、カナダ発祥のブランドであることがあらわされています。お預かりしたのはカナダグース、ヴィクトリアパーカになります。ステッチがなく、ストンと縦のラインが強調されるようなシルエットになっていますね。今回ご用意したお写真の一部にも映っていますが、フードをぐるりと囲むボリュームのあるファーは冷たい風から守ってくれるだけでなく、カナダグースならではの高級感も演出してくれています。使うシーンに合わせて取り外しができるのもうれしいポイントですね。FIVESTAR HIRAISHIYAではブラックやネイビーなど、落ち着いた色味のダウンを多くご依頼いただきますが、昨今のトレンドカラーの傾向から、こういったホワイトやアイボリー、ベージュなどのいわゆる淡色の色味のダウンのご依頼も増えてきました。カナダグースは極寒の地の気候に耐えうるその性能を非常に高く評価されています。1957年、カナダの首都トロントでの創業開始からその歴史は始まりました。当初はレインコートや、スノーモービル向けのウェアの制作をおこなっていた会社でした。しかし、のちに衣服に大量のダウンを重鎮することができる機械を発明したことをきっかけに、大きな成長を遂げました。1957年から2000年になるまで南極の寒さにも耐えられるダウンジャケットを開発し、カナダ人初のエベレスト登頂を後押ししたことなどから徐々にカナダグースの名が知れ渡っていきました。当初は「スノーグース」と名付けられる予定でしたが、進出を予定していたヨーロッパですでにスノーグースが名称登録されていたためカナダグースに決まったそうです。家族で代々探求に情熱を注いできたカナダグース。ダウンの採取や充填、縫合に至るまでメイドインカナダにこだわり、ダウンを作り続けています。高級ブランドダウンの代名詞ともいえる性能と技術は多くの人々を魅了し今もなお愛されています。極寒地発祥の防寒性に優れたダウンは地元のみならず、世界中の冬を支えています。
クリーニング事例概要


こちらのカナダグースは、表面にうっすらと汚れがついているものの損傷やシミなどもなく、きれいな状態でした。FIVESTAR HIRAISHIYAが得意とするウェットクリーニング(水洗い)で洗浄していきます。ウェットクリーニングには洗浄力が高く黄ばみにくくなる、型崩れや色落ちがない、といったメリットがあります。ダウンジャケットは着用シーズン前にクリーニングに出される方も多いかと思いますが、黄ばみやシミの対策にはシーズン終わりにダウンクリーニングに出すのがベストなタイミングです。これはシミが出来るまでの過程が影響しています。ダウンに付着した汚れは放っておくとクローゼットの中で酸化が進んでしまいます。汚れを落とすまでに時間が空けば空くほど、繊維に汚れが浸透していき落としにくくなっていきます。「汚れたらすぐに洗う」のがシミ対策のポイントになります。シーズン後はできるだけ時間を空けずに速やかにクリーニングに出すことをオススメします。FIVESTAR HIRAISHIYAでもオプションにて染み抜きを承っております。気になる汚れ等がございましたらぜひ無料カウンセリングやご注文フォームをご利用ください。

寒さ対策をするなら「三首(首・手首・足首)」を温めるのが効果的とされています。ダウンジャケットの性能を最大限生かすには襟元や手首から冷たい外気を入れないことが大事です。カナダグースのダウンジャケットの多くは袖にリブがあるデザインになっているので、袖口から冷たい空気が入りにくい仕様になっています。また、首元もファーがついていたりハイネックになっていたり、こちらも寒さ対策に適したデザインになっています。しかし、肌と生地が密着しているということはその部分が汚れやすいということでもあります。襟元や手首周りなどの部分的な汚れには、ウェットクリーニングをおこなう前に溶剤で前処理をし、手作業で汚れを落としていきます。小さなことではありますが、このひと手間でも仕上がりに違いが出てきます。リブ部分は着用していくと毛玉やほつれ、破れも気になってきますよね。仕上げの際に気になる毛玉は整えてお客様の元へ返しております。その他、ほつれや破れの修理についてもオプションにてご用意しております。FIVESTAR HIRAISHIYAは、手仕上げならではの丁寧さと技術でお客様にご満足いただける仕上がりを追及しています。

こちらの写真がお預かりしたカナダグースのダウンコートのクリーニング後の状態になります。元々汚れはそこまで酷くなく綺麗なダウンでしたが、ウェットクリーニングをしたことによってくすみが消え、明るくなったように感じます。クリーニング後の水を見てみると黒く濁っており、ダウンの見た目に反して汚れが蓄積していたことがわかります。ウェットクリーニングをおこなったことによって、表面はもちろん、充填されている羽毛もきれいになり、ボリュームが出たのではないでしょうか。ドライクリーニングでは落としきれない汚れもウェットクリーニングならさっぱりと洗い上げることが出来ます。使用されている素材によってはドライクリーニングが有効な素材もあります。クリーニング方法については弊社にダウンが到着したのち、経験豊富なスタッフが判断しておりますので安心しておまかせください。カナダグースダウンはダウンジャケットとダウンコートそれぞれモデルが展開されています。どちらに該当するかによってクリーニング料金も異なってきます。ダウンのほかに、ファーのクリーニングも受け付けております。ダウンと併せてのご注文、ファー単品でもご利用可能です。