CANADA GOOSEクリーニング

本日ご紹介するのはカナダグースのAurora Parka(オーロラ パーカ)です。撥水加工を施した柔らかな肌触りのラグジュアリーな質感が特徴のダウンコートとなっております。丸みがありつつ、体にフィットするような形状です。太ももあたりまですっぽり覆われる丈のため、気になるシルエットを隠しつつスマートにみせてくれます。下にいくにつれてわずかに裾が広がるようなデザインとなっています。いわゆるAラインというもので、足を長く見せてくれたり細く見せてくれる効果があります。こういったデザインはダウンコートのほかにもスカートやワンピースなどでも取り入れられており、レディースアイテムとしては定番のシルエットとなっています。ダウンジャケットは着ぶくれするため、体が大きく見えてしまったり他のお洋服とのバランスがとりにくかったりすることもありますが、こういったシルエットひとつの工夫できれいな着こなしが楽しめるのも、カナダグースダウンの魅力ですね。また、ダウンの定番色ブラックやネイビー、ホワイトに加え、カナダグースダウンはレッドやカーキなどといったメンズのイメージの強いカラー展開が豊富ですが、今回お預かりしているAurora Parka(オーロラ パーカ)は淡いシルバーやブルーなどまさに「オーロラ」のような優しいカラー展開となっております。淡色特有のフェミニンな雰囲気も、女性が選びやすくなるきっかけといえます。これはダウンジャケットというアイテム共通の認識かと思いますが、ダウンジャケットはどうしてもボリュームが出てしまう衣類です。ボリュームのあるダウンと聞いてイメージがつきやすいのは「THE NORTH FACE(ザ・ノースフェイス)」のバルトロライトジャケットではないでしょうか。ボディの部分から腕にいたるまでふっくらダウンが入れられています。こういったダウンは機能性が高いものの、ボリュームが気になる方もいるのではないでしょうか?しかしカナダグースの場合、ダウンの量や機能性は十分に確保しながらもスマートなシルエットを実現しています。これは、一般的なダウンと比べシームレスなデザインだったりダウンコートのモデルが多いことが起因していると考えられます。さて本日はそんなカナダグースAurora Parka(オーロラ パーカ)、汚れの目立ちやすいホワイトカラーのクリーニングの実績をご紹介していきます。

クリーニング事例概要

STEP1

今回はカナダグースダウンのクリーニングについて解説していきます。早速お預かりしたダウンを見てみると、所々汚れが目立ちます。汗や皮脂によるよごれがほとんどかと思います。ダウン本体の色によっては黒ずみや黄ばみがより目立ってしまう場合もあります。特に襟周りや袖口は汚れが蓄積しやすく、汚れが気になりますよね。普段使いの中でどうしてもよごれてしまう部分ですが、ダウンはなかなか頻繁に洗うことが出来ない衣類のため、シーズンオフの間にまとめてメンテナンスをされる方も多いのではないでしょうか?蓄積した汚れは繊維の奥まで入り込んでしまうので、簡単に落とすことはできません。出来る限り効率よく汚れを落とすために、FIVESTAR HIRAISHIYA(ファイブスターひらいしや)ではカナダグースダウンのクリーニングにウェットクリーニングを採用しています。水による負荷でしっかりよごれにアプローチすることで格段に汚れ落ちが良くなります。また、クリーニングの前段階として「前処理」(いわゆる予洗いにあたる作業)をおこない、特に汚れが目立つ部分については丁寧に洗っています。この前処理はどのダウンでも必ずおこなっています。

STEP2

汚れには種類があり、大きく水溶性、油溶性、不溶性の3つに分けられます。ダウンに付着する主なよごれとして汗、皮脂、食べこぼし、土(泥)があります。これらを分類すると汗は水溶性、皮脂は油溶性、食べこぼしは水溶性と油溶性の混合タイプ、土は不溶性のよごれとなります。ダウンに付着している汚れはこのうちどれか1種類とは限らないため、その都度よごれの種類を見極めながら状況に適した溶剤を使って洗っていく必要があります。作業の順序も汚れを落とすのに影響してくる重要な部分ですので、丁寧に作業をおこなっていきます。こちらのお写真はフードの縁の部分になります。前処理をおこない、専用のブラシを使って洗っていくと、泡立った洗剤は黒く汚れていきます。現在お写真に写っているような黒ずみなど、目立つ大きな汚れ以外にも空気中の埃や排気ガスによる汚れなど、衣類の表面に見えている状態以上に生地の内部にも様々なよごれが蓄積しています。ダウンに長期的に汚れが付着した状態が続くと、空気中の様々な成分と汚れが結びついて性質が変化する、生地の繊維が傷んで弱くなる、といったリスクもあるため、出来るだけはやく汚れを取り除く必要があります。

STEP3

汚れが付着しているダウンの中には、もうすでに生地が傷んでいたり過去にしみ抜き作業をおこなったりしたことのあるダウンが届くことがあります。このようなすでにある程度ダメージがある衣類はクリーニングの過程で生地に負荷がかかり、さらに生地が傷んだり破れが生じたりするリスクもあります。生地の状態やよごれの量、溶剤の種類などの兼ね合いを見ながら、熟練のスタッフが手作業で丁寧に細心の注意を払ってダウンクリーニング作業にあたっています。「カナダグースダウン」という同じ品物・モデルであっても色や汚れ、これまでのダメージの蓄積量はそれぞれまったく異なります。すべての作業工程において全く同じ程度で行うということはないため、これまでの経験や知識をもとに適切な作業方法をその都度判断していくことが求められます。今回はクリーニングのみでよごれを綺麗に落とすことが出来ました。しかし、お預かりするダウンの中にはダメージが大きかったりクリーニングのみでは落ちきらない汚れがついてしまっていることもあります。クリーニングのみのご依頼の場合、ダウンの生地の状態などからやむを得ず、作業を中断・終了させていただく場合もございます。

STEP4

今回ご依頼いただいたのはカナダグースダウンのクリーニングのみでしたが、頑固な汚れや時間が長く経過してしまった衣類については、別途FIVESTAR HIRAISHIYA(ファイブスターひらいしや)でご用意している特殊しみ抜きも併せてご利用いただくことをオススメいたしております。繊維にしみこんでしまった汚れについては、時間をかけて落としていく必要があります。カナダグースダウンの表地に使用されているナイロン生地や、T/C生地(ポリエステルと綿の混紡繊維)は、摩擦に強かったり、火の粉が舞っても穴があきにくかったりと非常に丈夫な素材ですので、アウトドアでの着用に非常に適したダウンとなっています。長期的な着用にも耐えうる性能を持ち、「メイドインカナダ」にこだわった丈夫なダウンをメンテナンスできれいに活用し続けていきたいですね。FIVESTAR HIRAISHIYA(ファイブスターひらいしや)ではこれまでも数多くのカナダグースダウンのクリーニングをおこなっております。今回の記事のほか、これまでのクリーニング実績についても公式ホームページ内に多数掲載しておりますので、ぜひご参考になさってみてください。