こちらは中のカナダグースの様子になります。カナダグースは保温性が高いと言いましたが、その分、中の温かい空気を外に逃がさないために人間の体から出る温かい空気も外に逃しません。そのため、暖かさの観点からは申し分ないのですが、汚れという部分では中に人間の体臭を含め汗の成分だったり、さまざまな空気がたまりやすいため、中に蓄積されていきます。そのため、それを長時間放置しているとニオイやバイ菌、汚れがこびりついていき取れないシミへ変化していく場合があります。そのため、汚れに関しては定期的に落としてあげることが大切です。あまり放置しすぎると、生地と生地の間の層が塞がれて、外気を完全にシャットアウトし、皮膚呼吸に対してもよくない現象が起こることがあります。FIVE STAR HIRAISHIYAでは定期的なカナダグースクリーニングを推奨しております。それは今の原因が最もな理由です。これを怠ってしまうと、汗の臭いが充満して悪臭が出てくるのと、通気性が悪くなったり、菌の繁殖の原因になります。推奨する頻度としてはシーズンごとのカナダグースクリーニングがベストと考えております。あまり短いスパンすぎても生地が痛んでしまうことがありますので、やり過ぎもよくありません。短くても半年毎等がいいとも思われます。
CANADA GOOSE白化修理
カナダグースは1957年にカナダのトロントで創業されました。かなりの歴史があるブランドとなります。歴史も去ることながら品質も認められ、今では世界を代表する高級ダウンウェアブランドとなっております。最大の特徴は、ファッションアイテムとしてだけでなく、極寒地の生存をささえる道具とした考えもあります。過去にはエベレスト登頂タイヤ南国調査隊の公式装備として採用された実績があります。メイドインカナダにこだわったブランドです。カナダグースで最も多い素材がポリエステルとコットンを混合した特殊な表地を採用している点です。これはFIVE STAR HIRAISHIYAでカナダグースダウンジャケットクリーニングをしているとよく感じます。カナダグースクリーニングをするほとんどがポリエステルとコットンの混合が多いです。理由としては撥水効果が高いのと摩擦に強く着込むほどに風合いが出るタフな素材のために選ばれているそうです。カナダグースの素材は強度がありますため、変色もしにくくなります。しかし、カナダグース特有の白化という症状があり、それになると部分的に染めないと治らないようになります。カナダグースは顔料染めといって表面に染色しているタイプが多く見られ、表の生地の色が剥げたりすると中の色が剥き出しになるパターンが多くなっております。剥げたりしないように使用すれば問題ないのでしょうが、現実的に着用すればするほど、どこかには擦ってしまうと思うので、避けられない症状になります。カナダグースクリーニングをしていると感じますが、とにかく温かさはピカイチだと思います。厚みが他のダウンジャケットに比べてあるのと、中に使われている生地もしっかりしていてさすが、真冬に使うように作られている製品だと感じます。当社の代表もたまに都会に出ますが、カナダグースの割合が本当に増えたと感じます。また、テレビやインターネットのYouTubeを見るとカナダグースを着用されている芸能人や有名人が増えたと感じます。それはここ二、三年ですが、本当に増えましたね。それぐらい、カナダグースが日本に浸透してきていると感じます。カナダグース社は日本にもお店をどんどん出店してきています。先日、当社の代表も渋谷と銀座のカナダグース店へ行き、何着か購入させていただきました。当社の場合、購入はカナダグースが純粋にいい製品な理由もありますが、実際に自分で着用しないとわからない良さや欠点を見つけたいという意味合いもあります。
クリーニング事例概要
カナダグースクリーニングを行なっているとこの部分を多く見かけます。カナダグースの代名詞とも呼ばれる部分ですね。当社では年間カナダグースのダウンクリーニングを1000着以上行っているので、みない日は無いと言っていいくらいカナダグースのマークを目にします。特にこの部分は白の面積が多いため、汚れるとかなり目立つため、FIVE STAR HIRAISHIYAの前処理はしっかり時間をかけて行うようにしております。行う処理としては油性処理、水溶性処理、漂白、超音波を使用して徹底的に落としていきます。カナダグースのクリーニングだけではこの部分は綺麗にならないため、人間の目と手を使って処理が必要になってくるため、徹底していきます。こちらのカナダグースのダウンは白の部分が若干汚れていたので、前処理を徹底していきました。そうしていくうちに汚れはみるみるとれていきました。当社としてもこの部分は経験がたくさんあるため、どのようにおとすかのノウハウはしっかり持っていますので、ご安心ください。徹底的に落としたのを確認してからカナダグースクリーニングに入っていきます。最後は人間の目で確認し取れたのちに次の段階へ進むようになっております。
こちらの背中の部分になります。カナダグースのこの背中の部分はフードの下敷きに普段なっているので、そんなに目立たないのですが、そこを捲るとこのようになっております。その部分はこのように白化していることが多くあります。背中は何気に擦ったりどこかの壁に寄りかかったりするので、擦れて白化になりやすくなります。こちらのお客様のカナダグースダウンも同じように白化が見られました。そのため、こちらのカナダグースダウンはクリーニングと合わせて白化直しのご依頼を受付しました。こちらは検品時の写真なので、お直し前ですが、白化を直そうとするとこの部分は黒で後から染めていきます。白化を直す際はまずカナダグースのクリーニングをしたのちに色を染めていきます。そうしないと汚れが生地に乗っている状態から染めてしまうと色が定着しないことがあります。そのため、表面にある汚れをしっかり取ってから白化直しをするというのが基本になります。まれに汚れていないためにそのまま白化直しをして欲しいというお客様もいらっしゃいます。そう言った方は他でクリーニングをして当社に白化直しだけ頼まれるというパターンもあります。受注の基準はその都度、多少変動いたしますので、その際はご相談ください。
こちらは仕上がったカナダグースクリーニングと白化直しの後です。順番としてはカナダグースクリーニングをしたのちに白化直しをして、アイロンをかけて包装するという感じです。こちらのカナダグースクリーニングは他と同様に綺麗になったと思います。多少の皺は着用時に積み重なってできたものになりますため、致し方ないものになります。背中やフード、わき、袖口が主に白化が激しかったですが、このように綺麗にできたと思います。また、ロゴのカナダグースの部分も特殊前処理で綺麗にできたため、白が生えてとても綺麗になったと思います。カナダグースの本来の黒さが戻り、新品のように綺麗になりました。この処理はとても難しく、時間もかかるため、慎重に行わないといけません。FIVE STAR HIRAISHIYAではこういったカナダグースの白化直しのご依頼が大変増えております。どのくらいカナダグースの白化直しをしたのちは長持ちするのかというご質問をお受けいたしますが、それはお客様の着用頻度、年数、保管環境によって大きく変化するため一概には言えませんが、長いもので一年から三年は大丈夫な場合もあります。大切に着用していただきたいと思います。













